| スラブ幅 (b) | 1,000 mm | スラブ厚・せい (D) | 150 mm |
|---|---|---|---|
| かぶり厚さ (最外端) | 60 mm | 有効せい (d) | 82.1 mm |
| 配筋仕様 | 9-D16 | 引張鉄筋全断面積 (at) | 1,787.4 mm² |
| 鉄筋種別 / 許容応力度 (ft) | SD295A (295 N/mm²) | コンクリート強度 (Fc) | 21 N/mm² |
| 短期許容圧縮応力度 (fc) | 14.00 N/mm² (2/3×Fc) | ヤング係数比 (n) | 15 |
| 項目 | 算定式 | 算定値 |
|---|---|---|
| 実引張鉄筋比 (pt) | pt = at / (b × d) | 2.178 % |
| 釣り合い鉄筋比 (ptb) | ptb = 0.5・(fc/ft)・[n・fc / (n・fc + ft)] | 0.988 % |
| 鉄筋比検定比 (pt / ptb) | pt ≦ ptb であれば引張破壊先行(安全) | 2.204 |
| 判定結果 | 支障なし | |
【釣り合い鉄筋比とは】: コンクリートの圧縮縁応力度が許容圧縮応力度(短期 $2/3 F_c$)に達すると同時に、引張鉄筋の引張応力度が許容引張応力度(短期 $f_t$)に達する理論上の理想的鉄筋比です。
【過鉄筋(pt > ptb)の危険性】: 鉄筋比が釣り合い鉄筋比を超過すると、鉄筋が降伏(引張限界)を迎える前にコンクリート側が圧縮圧壊します。この場合、破壊が脆性的(突然の急激な破壊)となり十分なたわみ変形性能が得られません。また、入れた鉄筋量に比例して耐力が向上しないため材料的な無駄が生じます。
【許容応力度設計における略算式】: 日本建築学会RC基準等の略算式 $M_a = a_t \cdot f_t \cdot j$($j = 7/8 d$)は、鉄筋の引張応力によって耐力が決定される(引張破壊先行)ことを前提としています。過鉄筋状態ではこの略算式をそのまま適用することは認められず、コンクリート側許容圧縮応力度により決定される厳密な断面算定式を用いる必要があります。